前回のお話しでも軽く触れましたが、今住んでいる家を手放すのか、持ち続けるのか、人に貸すのかなど、どうするのかを決めていかなければ移住は出来ません。
賃貸であれば二重拠点での生活をしなければ、そのまま解約して新しい所を借りるなり買うなりすれば問題ありません。新しく住む家を探せばいいだけです。
持ち家の場合も、手放さず誰かに貸す予定の人は問題ありませんよね。不動産会社と貸し出す契約をすればいいので、スケジュール的にも移住する前に必ず決めなければならない状態ではありませんよね。移住してからでも充分に話は間に合います。
問題は売却して移住する場合です。私達はその方法をとりましたが、色々と手間と時間がかかりました。どういう事か詳しく見てみましょう。

①不動産会社の選定
これは、要は売却を具体的に進め、法的な手続きを含め売却の為の営業活動などを一任する業者を選定します。いくつか不動産会社に声をかけ、一番信頼できそうな会社と契約すればよいと思います。先方も一度の面談で契約まで至らないことは充分にわかっているので、何度か面談してから業者を決めると良いと思います。
私達ははどうしたかというと、私達はマンションに住んでいたので、まず地の利を生かしてマンションの管理会社を通して関連企業の不動産会社を紹介してもらいました。自分たちのマンションの売買実績もあるし、相場も把握しているであろうと思い、話が早そうだと考えました。次に声をかけたのは一括見積サイトで見積依頼をかけ、リアクションのあった不動産会社と話をしました。連絡はくるものの、あまりやる気があるようには思えませんでしたが、情報収集と割り切ればそれなりに有益な情報を得られました。(地域の相場、売却時期の見通しなど)
あとはポスト投函されたチラシを前からとっておいたので、そこの不動産会社へアプローチしました。
結果的に私たちの場合は、地域での売買実績と情報力、物件の価値を高くみてくれたポスト投函されたチラシの不動産会社と契約を結ぶ事にしました。(そこそこ有名な会社です)
ここまでで大体2週間以上はかかりました。

②売却方法
これば簡単に言えば2択です。不動産会社に買い取ってもらうか、仲介してもらって一般の方(たまに業者もいるみたいですが)に買ってもらう方法です。
不動産会社に買い取ってもらう、いわゆる「買取」での売却ですが、これはかなり融通が利きます。売却時期、退去スケジュール、残置物の処分などの問題などはだいぶ楽です。一般常識の範囲はありますが、かなり楽です。
しかし、売却金額が低いです。不動産会社にとっては「仕入」になりますし、その仕入れた物件に費用をかけてまた売り出して利益を得るのです。そのマージン分、物件にかかる費用を加味した買取金額になりますので、売った人に入る金額は低くなります。金額は安くても、すぐに手放したい方にはメリットがあります。
次がいわゆる「仲介」での売却方法です。これは不動産会社が仲介して一般に売り出す方法です。いわゆる市場相場ってこの方法で売買された金額になりますよね。売りたい人、買いたい人の金額の目安になる金額です。もちろん販売価格も自由に決められます。不動産会社はこの売買金額の何%かを仲介手数料としてとるわけです。これが利益になります。
ですので不動産会社は出来るだけ高く売れれば利益も大きくなりますので、必死で高く売れるよう活動してくれます。我々も高く売れるので、WIN-WINの関係になります。でも、いつ売れるかわからないですし、その不動産会社のネットワークや営業力が非常にポイントになります。
そういった目線で不動産会社を選ぶと良いかもしれません。
私達はローンの残債を消し、移住費用一式をまかなう予定でしたので、少しでも高く売りたかったので、「仲介」での売却方法をチョイスしました。結果的にいつ売れるか全く読めなくなり、予定では半年くらいで売却し移住しようと思って行動していましたが、一年半売却までにかかってしまいましたので、約一年移住が遅れてしまいました。これはかなり悪影響でしたが、相場より高く売却出来ましたので満足してます。

③不動産会社との契約について(仲介での売却の場合)
不動産会社の選定も終わり、仲介での売却を決めた場合、大きく二つの契約方法があります。
・専属媒介契約(一社だけ契約してそこに売却してもらう。定期的に報告がきちんとあります)
・一般媒介契約(一社だけでなく複数社と契約して複数社に販売してもらう契約。状況報告義務はなし)
これは一見、後者の一般媒介契約のほうが、たくさんの不動産会社が売ってくれるので、早く売れるのではないかと思ってしまいますが、実は違います。
販売状況の報告義務がないし、不動産会社としては、他社に売られてしまうリスクがありますので、そこまで力を入れて販売してくれないようです。出来る限り手間をかけずに売れたらラッキーくらいの感覚です。おそらく営業なんかせず、問い合わせがあったら対応する程度で、ほとんど放置状態らしいです。もちろん丁寧に売却活動をしてくれる不動産会社があるとは思いますが、これは業界の常識のようですし、よほどの人気のある物件やエリアでないとなかなか売却に繋がらないようです。
なので私達は一社のみの専任媒介契約を結びました。もし売れた場合、確実にその不動産会社に仲介手数料が入りますし、先ほども話しましたが、高く売れるほど仲介手数料も多くもらえるので、真剣に売却活動をしてくれます。
販売活動の状況報告も義務付けられますし、市場動向も細かく教えてもらえます。販売価格の設定や変更なども細かく相談にのってもらえます。特にデメリットも感じられませんし、私達にはこの方法がベストとだ判断しました。

上記のように、家を売り始めるだけでもやる事が結構ありますし、時間もかなりかかります。事前に調べられる事は調べておいた方がいいです。
私たちの経験が参考になれば幸いです!

